ノルカルグループ 医療保険会社(アメリカ合衆国)
導入先について
米国サンフランシスコ州の医療保険会社であるノルカルグループ 医療保険会社(以降:ノルカル社)は、約400人の従業員を擁し、さまざまな地域や専門分野から広い世代の医師を含む32,000人以上の被保険者に医療専門の賠償責任保険を提供して、コロンビア特別区を含む39州で積極的に保険契約を結んでいます。 |
https://www.norcal-group.com/ |
ファイルサイズが大きく、アップロード後の処理に問題が発生
ノルカル社は保険手続きを行う中で、毎日管理されたファイル転送ツールを使い週に約300件もの医療記録を複数のベンダーから受け取っています。 受信するPDFファイルの大半は50MB未満ですが、定期的に500MBから1GBのファイル、またはそれ以上のサイズのファイルを受信することがありました。大きなファイルはアップロードに時間がかかり、砂時計が表示されたり進捗が認識できないことからイライラするだけでなく、途中でタイムアウトになりファイルが全くアップロードされないといった問題が発生し、ユーザーから問題の解決を求められていました。
ノルカル社では少なくとも週に2回はこのようなことが発生し、ベンダーにファイルの再送を依頼した後、さらにそのファイルの追跡が必要になることから、問題の解決に1ファイルあたり平均1時間以上かかっていました。ファイルが大きすぎるために手動で圧縮しなければならない場合もあり、やむを得ない状況とはいえかなり時間がかかっていました。
解決策となるソリューションを探して
ノルカルグループのアプリケーション開発者であるソニー氏は、社内のファイル転送ツール(MFT)をサポートし、別のIT担当者はMFTと接続を行う他のさまざまなソフトウェアを管理しています。 ソニー氏ら開発チームは、PDFファイルを圧縮するために、NXPowerLiteだけでなくFoxIT、PDFFill、VeryPDFなどの多数のさまざまなソリューションの評価を行いました。 受信ファイルを特定のサイズ範囲のフォルダに分割し、圧縮に最も時間がかかる大きなファイルをスケジュールを組んでバッチ圧縮できるようになることが要点の中心となり、このプロセスはNXPowerLiteでしか実現できませんでした。 |
NXPowerLiteの評価から実装まで
ソニー氏ら開発チームは、NXPowerLiteの「デスクトップエディション」を使ってテストと評価を行いました。 デスクトップエディションは、サンプルファイルをインターフェイスにドラッグ&ドロップするだけなので、原本ファイルと圧縮後のファイルを比較するのは簡単でした。ユーザ受け入れテストでは、圧縮後の各ファイルの品質を見て、圧縮後のファイルを承認する作業をチーム全体で行いました。圧縮前後のファイルに違いはなく、通常通り使うことができました。 |
ノルカルグループアプリケーション開発者ソニー・アベミス氏: |
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開発元Neuxpower社 CEOマイク・パワー: |
デスクトップエディションによるテストを行った後、ノルカル社のネットワークグループは「サーバーエディション」をインストールしてフォルダを適切にテストできるようにしました。 NXPowerLite サーバーエディションはダウンタイムもなく簡単にインストールできただけでなく、テスト用のフォルダを本番用のフォルダにすぐに切り替えることができたため、購入後は簡単なソフトウェアの登録作業だけで簡単に本番環境に移行できました。 NXPowerLiteサーバーエディションの評価と導入は、全体的に何の問題もなくスムーズかつ迅速に進みました。 |
導入の結果
NXPowerLiteを導入後、サイズが大きすぎるという理由でファイルの送受信ができないといったインシデントは報告されていません。ここ最近の30日間だけでも、50件の大きすぎるPDFファイルが自動でルーティングされ、NXPowerLiteで合計で3.6GB以上サイズが縮小されました。 ノルカル社は取材時点ではベンダー1社に対しNXPowerLiteを使用していましたが、最終的には他のベンダーすべてを対象に利用することを目標にしています。 |
無料体験版ダウンロード
NXPowerLiteファイルサーバー体験版(無料診断ツール)では、ストレージ削減容量の圧縮予測値を算出する機能をご利用いただけます。 ファイルの上書きや修正は一切されませんので、安全に実際のデータをご使用いただくことができます。ぜひお気軽にお試しください。